レッズ2000年10月〜11月

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2000年12月24日
 2001年1月3日アクセンチュアドリームサッカーへ行ってくるぜってのは一昨日の記事の通り。まだ未確定情報なのだけども、下記の錚々たる面子に加え、レアルのフィーゴとロベカルにも出場交渉中らしいことが判明。この2人だけに6億前後のオファーをしているとの事。借金まみれのレアルとしては出場させたいらしいが、ネックは1月7日に再開するリーグ戦。バルサの改めマドリードの若林豪ことフィーゴといじめられっ子ロベカルが再び日本にやってくるのか?まあくりかえしちゃうけど、欧州南米連合軍よりも日韓連合軍の陣容の方が心配。フィーゴに6億払うよりも、大量補強で懐も寂しかろうセンシさんに金積んでナカタを呼ぶ方がええんでないかねえ。日韓選抜には、お遊びなのにワンサイドなんて事が無い程度の人選をしてほしいよね。共催国の面子にかけてね。でも、ま日韓選抜には悪いけど世界選抜の美技を楽しみたいね。あっそういえばチラベルトが出場内定らしい。

2000年12月22日

 ロマーリオ・ハジ・パウロソウザ・ジダン・ルイコスタ・フェラーラ・マルディーニ・デュガリー…、世界のトッププレイヤーたちが21世紀最初の正月、横浜にやって来る。トシのマテウスやJ経験のあるレオナルドとか金次第来てくれそうなロマーリオとかはともかく、ジダンにルイコスタですよ、アナタ。ジダンも今年のコンフェデ杯で来日の可能性もあるから、ルイコスタやハジが日本で見れるってのもすげえや。是非今年のキリン杯でもポルトガル・ルーマニアクラスの国を招待してほしいね。
 ってチケットとれたんですよ。この試合の。生で見てきます。ジダンのパスを、ルイコスタのドリブルをロマリオの頭カイカイも。心配は急なメンバー変更とかかな。ロマリオがツゥットとか、レオナルドがビスマルクとか、いつのまにかJOMO杯に変わってないことを祈って正月をむかえるぞ。
 にしても、まだ日韓選抜の方のメンバーが決まってないんだよね。ヒデ・西澤の海外組や高原・中村・稲本の故障組を差っぴくと、伸二と名波以外は誰が出るんだ?日本サッカー協会主催行事ながら世界選抜対韓国選抜とかU-19代表とかはヤだなあ。まあ日本がアレな以上、洪さんや黄さんに崔さんとかには是非是非出て欲しいね。
 ちょっと出場メンバーに不安だけども、来年は正月からサッカーで幸先よし。来年は見に行きまくるぞ。W杯資金も溜めなきゃいけないけどね。

2000年12月21日
 暫く更新しない間に色々ありましたね。人事ではチッタ新監督就任、大柴セレッソ移籍、土田・田北・広瀬選手の引退・ツゥット獲得!市立船橋の中澤・永井が獲れなかったのは残念でした。まだ井原が来るとか望月とか色々話は出てるけど、ビスマルクはちょっと勘弁してほしいな。3年前なら良かったけど、もうトシだし壊し屋だし、伸二はともかく阿部さんのやる気を無くすような獲得はせんでほしい。どうせ獲るならセレッソのユン=ジョンファンみたいな若くて使い道の多い選手を獲って欲しい。補強の優先課題はまずディフェンス。ピクンは去ったが西野がいる。西野も代表候補に呼ばれた頃は「井原の最盛期のようだ」って言われたのにねえ。路木・室井にもう一枚か二枚欲しいな。アレフは良かった。岡野より得点してたし。GKは新人の山岸とかレンタルで曽ヶ端の噂とかあるけど、まあ西部を育てる方針でいいでしょう。中盤は望月が獲れれば良し。阿部さんとの筑波大コンビ(相性がいいかわからんけど)のボランチとか。まあ伸二が移籍しなければあとは外国人獲得がどうなるかで決まるでしょう。攻撃に関してはツゥットを生かすコンビを確立して欲しい。伸二からツゥット・岡野にボーンって蹴るサッカーが一番ラクで効果的だろうけど、前線でタメをつくれるFW(クビツァか?)を獲れれば理想的。あと付け加えればシャドーストライカータイプの仙台の蓮見とか新潟の鳴尾とか後半から使って結果をだせる選手が欲しい。あれこれ欲しくはなるけど、室井がJ1復帰直後に言ってたように「鹿島ではもっと練習してた。やっぱり勝つには練習しなきゃダメ」って言うように、「おまえ等練習せえええい!」というところでしょうか。チッタ新監督が練習の鬼でありフロントがそろそろちゃんとしたサブグラウンドを整える事をお祈りしてます。
 代表の事、スイマセン。昨日の日韓戦は見れませんでした。伊東がよかったらしいけど、なんだよ、アジア杯の時の勢いはどこいっちゃったんだよ。「内容では勝っていた」とか「中盤は支配していた」ってのは元からだろ。ヒデが居なくても、2トップが怪我や海外で居なくても柳沢が居ても(ヤナギも良かったらしいね)俊輔が故障でも稲本が居なくても、そうゆう時こそ結果を出さにゃあダメでしょ。そうでなきゃなんのための層の厚さなんだかわからん。代表は伸二が司令塔だとアレなのかな?やっぱり伸二は放出しなきゃダメなんでしょうか?

2000年11月19日 
 やったー。ウソみたいな土橋のVゴールでJ1昇格決定ぃぃぃぃぃ!!!。なんとかやりました。やってくれました。いやいやよかったよかった。
 試合内容は相変わらず、いや輪をかけて胃が痛くなるような展開。前半は阿部のイラついた表情に象徴されるように全く見るべきところがなかった。後半は相手CBの連繋ミスと福永のズッコケからのラッキーなアジエルのゴールで流れがレッズに傾くかに見えた刹那、前半から続くピクンの安易な飛び出しとソフトなDFから一対一になりかけ、PAで後ろから止めた室井がレッドで退場しフィールドプレイヤーが9人に。PKの宣告を受けたがポストに阻まれ、リバウンドもワクから外れ事なきを得る。流れは最悪だったが路木→福永、大柴→土橋の交代の頃から中盤の守備は持ち直す。しかし決定的な場面を作れないまま90分が終了。延長からは攻めの展開が出来ていたところ、FKを得る。そのFKが弾かれたルーズボールを左サイドの土橋がキープ、35メートルのドライブの掛かったシュートをファーの上スミに決めた。
 目出度いんだけど、ただピクンは問題だね。南米人なのに足技やパスが下手だわ、スイーパーなのに安易に前にでて弱いスライディングしちゃってかわされちゃうテイタラク。前でキープする人(アンジー)がいないと機能しないアジエルと共にゲームの流れを悪くさせていた。GK西部は1点とられたシーンは西野との連繋ミスだったがそれ以外は安定していた。中盤は伸二と阿部がもっと近くでプレー出来れば素晴らしいプレーが出てきたのではないかと思われた。
 まあ色々いったら今シーズンに関してはキリが無いんだけど、まあ来年への課題はトップページのコメントどおり。まずは今日の喜びにしばし浸っていようと思う。

2000年11月16日
 そういえば去年は延長突入時点でゲームオーバー。今年はとりあえず延長の時点では可能性がある訳だな。Vゴール勝ちに浮かれ抱きつく勘違いのロボ池田を振り払う泣きっ面の福田さん、ああついこのあいだのようだ。
 今年も数字的には微妙なところ。3位大分とは勝ち点2差、得失点差なし、総得点+1。仮に浦和負けだと大分は延長勝ち以上で昇格決定。浦和分けだと大分90分勝ちで昇格決定。つまり浦和は勝てば昇格決定だけど、それ以外の結果では得失差などのアドバンテージは大分にあるという事。
 去年は泣けたけど今年は泣かない、いや泣けない。あんなサッカー続けてきてせめて昇格だけでもを果たせなかったらホント最低じゃないか。去年のラスト5ゲームと今年では福田さんが居ないだけで全然戦う姿勢が違う。最後の試合くらい良くやったと称うるイレブンであって欲しい。

2000年11月16日
 今年も勝負の行方は最終節にまでもつれました。浦和はなんとか大宮を下したものの、加トきゅーベルマーレは大分に対して意地を見せてくれず、勝ち点差は2のまま最終節へ。最終節は浦和が駒場で鳥栖と、大分が大宮と対戦。
 中継はBSもやっていたもののテレ埼で観戦。しかしレッズがホームではないので、アルディージャサポートの中継だったという事もあり、いつもの上野アナでなくて落ちつかない実況だった。テレ埼もレッズ中継はいいのだけど、アルディージャ中継はスタッフの経験が浅いせいか下手な民放まるだしである。
 もう試合内容についてはいいでしょ。ホントもう、なにか言う気になるレベルではないです。練習遅刻の岡野を2試合続けてサブからも外すなんて、そんな余裕がどこにあるのかねえ。福田はどうしたんだ。福田は!
 今年のFW登録:7岡野(制裁中) 9福田(干されっぱなし) 10福永(腐りっぱなし) 11永井(夜の得点王) 13大柴(発酵完了) 15盛田(カビっぱなし) 34クビツァ(オフサイド)、ってなもんでとんだ「厚いFW陣」でしたな。誰も彼もチーム戦術がしっかりしていればJ1でも素晴らしい活躍が出来るであろうに。次で(延長でも)勝てばJ1昇格決定なんだけど、今シーズン下部リーグでの戦いでもシーズンを通じてチームが熟成されなくて、却ってバラバラになっていった訳であり、これは昇格へのプレッシャーといった次元の問題ではなく、昇格後即降格危機を示唆しているのではないか。
 というわけで、11月19日に昇格決まれば嬉しいし残留決まれば悲しいであろうコトは確かなんだけど、もう一年J2でフロントも現場も膿を出し切ったほうが良いんじゃないかと思いもします。チーム体質を変えるチャンス(って今年できなかった事が来年出来るわけないか?)かもしれないし。最後くらい、最後くらいキレイに結果を出してスッキリ自力でJ1昇格を決めて欲しいです。そう切に願ってます。

2000年11月12日
GK 特別出場横山謙三「やっぱりオレが…」
DF Bピクン−○○中毒のフランシスコ=フィリオ   25田畑−林真理子さらに太め   C土橋−蛭子能収そのまま
MF G伸二−ヒクソン=グレイシー I福永−ロンブーの赤い方  L大柴−柴犬     33路木−ウドちゃん  
FW H福田−タイ人(股関節弱め) N盛田−独活のタイボクちゃん 34クビツァ−ひとりオフサイド

 ↑こんなん書いちゃいました。ホントはソックリイレヴンのはずだったのが一部…。というのも今日の試合、内容は不健康度180パーセント(当社比)。血圧上がる上がる上がる上がる∞。逆起点が一人(横パスバックパスを献上する人が永井が居なくて石井だけだった)のと延長で勝てるようになったのが収穫だったか?交代も不可解。唯一の戦術だった「クビツァに当てる」も最初の交代で電柱を下げて柴犬を入れたコトで見失う。んで路木out福永in、最後に石井out吉野in。謙三ちゃんも残り15分過ぎてのオーソドックスな交代だったんだけど、絶対勝ち点3を取りに行くんなら、後半早々からポストの受け手に福永を投入(路木outで阿部をサイドに回す)。孤立気味の伸二のサポートとして吉野を投入(運動量の落ちたアジエルout)。で残り交代枠1は試合展開に応じて、というくらいのゲームプランがあってしかるべきではなかったのか。うーん、ゲームの中に福田やペトロのような選手がいないのがツライ。 浦和残り試合は大宮・鳥栖。大分残り試合は湘南・大宮。勝ち点2差はキツイ。大宮あたりでコケたら終りですわ。
 今CXでローマ対レッジーナをやっている。今季のローマもなんだか持ちすぎたり連繋が希薄だったりで個人能力だけでこなしてる気がするけど、でも勝ってきてるからいいよな(まああのサッカーじゃバティが南米予選とかで居なかったら7強チーム相手には殆ど勝てんだろうが)。あんまりオモロなくて勝てるサッカーもなんだかだけど、(魅力面もネタ的にも)面白くもなく、なおかつ点取れない勝てないというサッカーでは今後の「サッカーの街 浦和」の前途は危ぶまれるし、またサッカーとしての魅力に欠ける浦和レッズに今後も大きな人気が寄せられるという状況も、今後の日本サッカーの発展(トップページのバッジオ写真下で述べているような意味で)の上でも有害でしかなくなるのではないか(自称「本物のサポーター集団」がサッカーの内容を問わない知らない狂信集団と化す事態が招来する)。そうならない為にも、先ずはJ1復帰という目前の目標を目指して、復帰の可否に関わらず魅力あるそして目的意識をもったサッカーを目指して(ケッペル以降監督の目指すものに選手の能力がついてこなかったりその逆だったりしている訳だが)、今後も我々浦和好きを惹きつけつづけて欲しいと思う。

2000年11月6日
 昨日の水戸−浦和戦、テレビ埼玉の中継もなくインターネットで結果を知った。「お気に入り」のレッズのサイトを開くマウスクリックに緊張が走る。結果は前半初盤の伸二のゴールで1−0で勝利。まあ結果は薄氷のものだったが、大分が引き分けてくれたので、これで勝ち点差3、まあ安全圏かとは思いたいが、気になるのは得失点差。確か3ポイント差。つまりレッズが残り試合の何れかで負けて大分が負けなければ逆転されかねない差なのだ。去年が去年なので(ジェフと得失点1ポイント差で明暗)気になる。是非とも負けないサッカーを徹底して残り試合を戦い抜いて欲しい。

2000年10月30日
 日本代表、勝ちました!サウジ相手に1-0、最小得点差で勝利。俊輔のフリーキックから2トップがオトリになりファーのスペースに入った望月がゴールを決めた。しかし中継を見た方はお分かりでしょうが、後半はまさに息が詰まる展開でした。後半に入ってすぐのサウジの猛攻。やはり身体能力や両サイドのスペースを衝かれた時の対策は今後必要だ。しかし名波が3バックのすぐ前まで下がり中村と望月が攻守の切り替えを素早くしたことで決定的な場面は作られなかった。攻撃面では俊輔の効果的なクロスを数多く放っていた点が印象的だった。。しかし特筆すべきは川口の素晴らしいセーブだ。ディフェンスラインの外からのシュートやFKを寸での所で弾いた。川口も久々の大仕事に満足感を得た事だろう(楢崎派ではなく川口派の当ラボも満足)。まあ決勝は内容より結果なわけでなによりなによりだが、気になった点を少々あげるとやはり稲本の代りが居ない、というのも明神はまずまずだったが、やはり展開力・ボール配りにかけては稲本の代りが居ないのだ。それに加えて今日の後半は中国戦と違い主導権を奪われていた訳で、こういった時には交代枠を使ってリズムなり戦術の修正を図るべきだが、日本代表のサブには代用は多いのだが状況に応じて流れを変えるスーパーサブ、つまり切り札が居ないのだ。その点柳沢の途中出場途中交代は残念であり物足らない。しかしトルシエの日本代表は、ここアジアカップにおいて土台そして骨組みまでは完成したのだろう。今後の味付けに期待したい。
 アジアカップを通して日本代表を見てきて、前段で土台・基礎とも言ったが、日本代表は上手くなったなあとつくづく思う。というのはボールを受ける・マークを外す・フォローに渡すといった基礎の動きが格段に上手くなったように思える。指揮官としては兎も角、トルシエ監督の名コーチたる所以であろう。アジア王者の結果に誇りを持つと共に、今後の更なる強化、華麗なパス回しに象徴される見て気持ちよい、そして積極的な攻撃を展開する日本代表を実現する強化を期待しつつ見守っていきたい。

2000年10月29日
 浦和−山形戦、延長Vゴールで浦和の負け。残り五試合で一試合負けられるとは言え、11チーム中10位の山形に内容もなにもない敗北は数字以上にヤバイ。相変わらず守りがダメ。守りだけを責めるのは不公平だ。前線は動かない、中盤はスペースを埋められない、DFは寄せられない、なんだかファンを減らすファンの気力を萎えさせるサッカーをしている。なまじここ2ヶ月代表のサッカーを見つづけているだけに浦和の中盤の拙さは際立って酷く見えてしまう。ファンとしては昇格を祈っているが、一年Uターンになるようならもう一年J2でやるほうがいい。93・94シーズン、浦和の阪神タイガース的キャラを全国に轟かせた頃でさえ、1チーム分の怪我人とか外国人獲得に失敗など致し方ない理由があった。今のこの苦境の理由はただ一つだ。原体制以降の浦和もとい三菱に何のビジョンも構築する事をせず、なにも徹底する事をしなかった事に他ならない。守るべきものを守れない者は、自らを本当に失うものがない状況に追い込むしかない。オジェックとギドの遺産を食いつぶしきり無残なサッカーをされる位なら、有力選手もサポーターも資金も減ってしまったスリムなチームになってJ2ならJ2なりのステキなサッカーをするチームになってくれたほうがマシというものだ。
 残り4試合、どのように戦うべきなのか。もう戦術がどうこう言える次元ではない。ここはもう精神力で乗り切るしかない。ぜひ福田正博、浦和のエースにピッチに帰ってきて欲しい。例えプレーに衰えがあっても今の浦和の中で唯一戦う姿勢を示せる選手だからだ。今の浦和の限界は、前詰まりの展開で仕方なくドリブルを仕掛けて潰され「んだよっもう!」とイラつく山田の表情に物語られている。だが福田はまた足が痛いらしい。こうなリャ白馬のギド様かドゥンガ軍曹を呼ぶか、そりゃムリだら謙三(横山)にゴールマウスを守ってもらおう。そりゃともかく、福田には出場出来なくても是非ピッチのそばで今のチームを鼓舞して欲しい。なぜならピッチの上にはリーダーがいないのだから。浦和イレブンの健闘を祈って止まない。

2000年10月29日
 管理者が他事に追われている間に日本代表は快進撃。サブメンバー主体のカタール戦は10人になりながらも1-1のドロー。海本の退場はいただけなかった。退場も悪いがやはり服部・中田浩の存在の大きさを思い知った結果だった。左サイドの守りが安定しない→左サイドの中村が攻撃に専心できない→左サイドが敵攻撃に押し込まれるという悪循環だった。
 決勝Tに入りイラクも無難に撃破、準決勝ではイランと並ぶ難敵と思われた中国にも競り勝った。中国戦はパスコースが塞がれて中々効果的な攻撃に結びつかず、また消極的なプレーもあり明神の敵へのアシストのバックパスもそうした状況から生まれたものだった。まあ明神に関しては彼のミスはミスだが3バックのフォローも中途半端だったので仕方ない。まあしかし中国戦は見ごたえのある面白い好ゲームだった。名波は相変わらずよかったのだが攻め急ぐプレーが多く、大きな展開をするロングパスが少なかった。この試合で一番光っていたのはMVP中村や名波よりも森島だった。モリシ、いま素晴らしく充実した表情でプレーをしている。その表情に象徴されるように攻撃ではサイドでポイントになり中央では西沢との連携、ディフェンスにも粘り強くボール際に強いプレイを示していた。(CKはご愛嬌だが)。その精神性と素早い判断は奥と比べて大人と小僧ほどの差がある(奥は評価されているけども、ボランチするにはDFとバランス感覚が甘く小野にやらせて見た方がマシ、サイドをするにはクロスが下手で攻守の切り替えが出来なく望月の方がマシ、真ん中やるには視野が狭くパスが下手で前園のほうがマシ、総じて判断が遅すぎてダメと思うのはワタシだけだろうか。)。
 そして明日未明というか今日の夜中にいよいよ決勝、予選リーグで4-1で快勝したサウジ。監督も交代してディフェンスも変わり、違うチームと考えて戦わなければならないが、油断も禁物だが受身になって積極性を欠いてはいけない。快勝した相手という油断と決勝まで来た安堵感が積極性と集中力を失わせる結果にならなければ良いと思う。五輪でのアメリカ戦がある意味その種の気の緩みがもたらした敗戦であることでもあるし。後はトルシエ監督が血迷った選手起用をせずに居る事だと思う。中国戦で殆ど交代に動かなかったのは選手の疲労を差し引いても正解だと思う。後半は殆ど日本の時間であった。あの場面で例えば奥・小野といった選手を入れる事は第一にイラク戦のようなリズムの悪さを醸す可能性が高い点、第2はフランス98アジア予選の国立での韓国戦で加茂監督は1点リードした時点で秋田を投入し攻めと守りのバランスを自ら放棄し敗戦したという轍を踏む可能性が高い点から言える。この試合期待は明神・高原だ。明神は累積警告で出場停止の稲本の穴を埋めどういったプレイを見せるか。高原も得点王がかかっている。最初の15分によっては大勝の可能性もある。ゴールへの積極的なプレイを見せて欲しい。夜が待ちきれない。

2000年10月29日
 トルシエ辞任発言について。恐らく彼得意の牽制かブラフだろう。強化委員会との軋轢、あるいは決勝トーナメントに進出して五輪のようにあっさり…という時への予防線と見るべきだろう。彼は良くも悪くもプロフェッショナル、そして今の日本代表監督の仕事に誇りと自信さらに喜びをも感じていると思う。フランス代表監督就任要請でも来ない限り自ら退く事はないだろう。まあしかし、今後の強化はアジアレベル以上のものが求められる事もあり、代表監督と協会とは両輪の関係で今後の日本代表の強化に臨んで欲しいと思う。

2000年10月18日
 ダエイ・アジジ・バゲリ・アベドサデ・マハダビキアのイラン勢、今日のウズベキスタンのシュクイリン、2年前を思い出す名前ですね。
 高原二等兵・西沢番長そろってハットトリック。当サイト期待の北島も代表デビュー&ゴール。景気いいことだ。
 今日は不覚にも録画予約を忘れ後半開始から見る破目に。フランス98アジア予選で1-1で分けたチーム相手に8-1と大量ゴール。嬉しい事だが名波を徹底マークされたらとか、稲本の変わりが居ないじゃんとか不安の虫がちょっと疼く。川口はマリノス気分なのか足元が危ないし。だが西沢番長も高原も好調で名波は中村が霞むくらいいいし、小野も復調の兆し、明神は職人だし、北島のポストも見てられるし。柳沢が出てない試合でこうだといいような悪いような、ついでに松坂は柳沢の二の舞なんじゃないかなんて心配を思い出したりしている。
 なんにせよ日本代表、アジアじゃ敵無しなんじゃないかって錯覚するくらい余裕(DFは問題アリだが)なんじゃないかって思える位だが、如何せん競った試合を予選リーグで経験できなかったのは痛い。名コーチだが迷指揮官である監督なこともあるし、ベスト8や準決勝で本気のイランや中国相手にあっさり、なんて事が無い事を信じたい。

2000年10月15日
 日本代表、アジアカップ予選リーグ初戦を4-1でサウジに快勝(日本:柳沢・高原・名波・小野  サウジ:OG)。見てて全く危なげない試合だった。非五輪組の森島・名波、特に名波が攻守にわたる素晴らしいプレイを魅せる。守備への粘り強さ、高原のゴールに繋がったラストパス、柳沢のマイナスのパスを受けた狙い澄ましたシュート、日本の攻守をリードする活躍だった。
 試合全体については、サウジがあまりにも不甲斐なく、サイドはそれほどでもなかったが中盤ではプレスが弱く、名波にボールが渡ればいい展開に持っていけてしまうといった印象だった。サウジの組織力の身体能力・個人技を生かした畳み掛けるような攻撃が影を潜めてしまっていた。なので守備の課題に関して言えばあまりいい相手では無かったのかも知れない。攻撃に関しては、先発2トップに関しては、共に点を取れ柳沢も点に絡んで結果を出し、また回りを生かすヤナギの良さも出ていて、高原のゴールも素晴らしかったので上出来だったのではないか。中盤は3バックからのボールを稲本がきっちり名波と中村へ供給し攻撃を支え、中村は名波とともにパス成功率も高く柳沢のゴールの起点になり、森島も右サイドの攻撃の中心として、そして小野も僅かの時間ではあったがダイレクトプレイで特徴をアピールし激戦の中盤で生きる道を示した。また小野は代表初ゴールを決めた事は何よりであった。
 ついでだが西沢、一対一のチャンスのシュートをバーに弾かれた後、試合から消えてしまっていた。確かパリSG戦でもバーに弾かれていたのでナンだかハッサンカップのフランス戦でのスーパーボレーでツキを全部使ってしまったような気がしてしまう。クサビになる動きを磨くのとシンプルにシュートチャンスを作れるようになって代表に不可欠な人材になって欲しい。
 何はともあれ最高のスタート、まあオウンゴールを仕出かしてしまったけど、優勝候補(イラン・日本・サウジの3強と言われる)の一角に対して3点差をつけての勝利。結果はもとより貴重な真剣勝負のアウェイ戦で決勝まで進んで多くの経験を積んできて欲しい。

2000年10月7日
 苦手の仙台相手に延長Vゴールで勝利したようだ。今回は蓮見にも点を獲られなかったようだし。スコアは1-0、山田のゴール。特記すべきは漸くあの田北を外して西部を起用したことだ。本来ならJ1昇格を早々に決めたあとのリーグ戦で切り替えるのが理想だったのだが。(西部というキーパーは一昨年獲得した高卒の有望なキーパー)。辛くもの勝利で、大分は90分勝利だったのでとうとう勝ち点差は「1」。先発2トップはクビツア・吉野。岡野・永井をサブに回しての吉野FW起用というのはどういう意図だったのか?延長に入るまで点が入らなかったのはそのせいだとも言えないチーム情況なので深夜の録画中継を待ちたい。これらの起用やフラビオの契約が天皇杯までなのも、相変わらず場当たり的だなと思われてならない。(って言ってみたが、これが来年を見据えた起用だというなら納得できそうだが。)
                    
バッジオちんたら走る!コーナーキック バッジオオア名波至宝ドアップこの後の写真はぶれまくりだった













                     (↑のCK写真にマウスポイントを置くと名波に変わります)
2000年10月4日
 「イタリアの至宝」ロベルト=バッジオ、行ってきました見てきました国立競技場へ。やはりセリエA開幕戦から中2日、時差ぼけもブレシア移籍から時間もなくトレーニング不足でもあっただろう。結局華麗なプレイやため息の出るあるいは鳥肌が立つプレイを見せてはくれなかった。それでも柔らかいボールタッチ、見事なトラップ、「10番」の雰囲気を「魅せて」てくれた。五輪代表の10番中村、A代表の名波、そしてナカタ、素晴らしいプレイを見せる日本が誇るプレイメイカーではあるが、バッジオがもつこれらの資質はまだ持ち合わせていない。我々観衆の期待に全て応えてはくれなかったが、33歳の今でもヒーローでありファンタジスタでありつづける男の魅力を垣間見る事ができた。帰宅すると前所属のインテル監督リッピ解雇のニュース、このニュースがもっと早くロビーの耳に入っていれば、やる気が格段に違ったんではないかなどと思ったりした。
ボンバとイナモ 日本選手の方は試合に対するモチベーションが低いのか、サイドのスペースはがら空きでプレッシャーは弱い中で名波のクロスと岡田主審の不可解な判定(高原PK失敗後アゲインの判定)でしか点が取れなかった。
      (前半)                (後半)
    高原   西沢              柳沢
       
    奥    森島             中村 森島
名波           望月 →  三浦          望月
      稲本                名波  明神

 服部   松田   森岡      服部   森岡  中澤

       川口                  高桑

前後半はこんな感じのフォーメーションだったのだが、新たな発見は無かった。今後の可能性としては服部・三浦・名波・中村の左サイドの攻守のコンビネーションが整えば面白いかなと感じたくらいだった。西沢はリーガエスパニョーラのエスパニョール移籍がほぼ決まりというが、可能性を感じるプレイは見れなかった。右サイドは望月が生かされてなかったので、人選も含めて考えなければならなそうだ。こんな試合だったが名波の地味だが堅実な動き、稲本のボール配り、小野の木下藤吉郎、本人は不満足だろうが中村のチャレンジなどが観れたのは良かった。チームの出来としては今二つなだけにアジアカップは心配だが、小野だの名波だのをムリして起用しなければあまり心配はないと思われる。
 とまあ筆者は観戦よりも撮影に気持ちの殆どが注がれていたのでこの程度のコメントで勘弁してくだされ。


2000年10月4日
浦和の至宝 本日のトーチュウ一面。浦和勝ち点剥奪。サポーターの暴動が原因だ。Jリーグの木之本専務理事が検討中と明かしたらしい。ワタシが本HPで指摘してきた憂慮が現実になってしまいそうだ。剥奪が決まれば恐らく2〜6点の剥奪となるだろう。そうすれば3位と勝ち点差2である浦和は、残り試合の数を考えれば昇格はかなり厳しいものとなってしまいそうだ。そこへ来て横山GMの総監督就任。レッズの公式サイトによると残留に総力を挙げて臨むための措置であり練習・試合とも指揮を執るそうだ。何もかもがズレており遅きに逸しているのではないだろうか。まあ今日は球団の是非は言わない。問題はサポーターなのだ。ワタシはこの「サポーター」という言葉が好きではない。というより嫌いだ。というのもあまりにも「サポーター」様が多すぎるからだ。五輪でメダル獲得の日本選手がそろって「応援のおかげ」と必ず感謝していたのは好感が持てる事だし、競技者にとっても応援は勇気付けられたりする証拠なのだろう。アマチュアの競技では応援は無償だ(支援者はまた別だが。)。競技者は負けても失敗しても健闘を称える拍手が与えられ、応援者は無償で感動と熱狂を与えられる。しかしプロサッカーは違う。サポーターはプロ選手に金を払い、プロ選手は給料と応援あるいは罵声を与えられる。つまりアマチュアは応援と感動という愛情のやり取り、プロは愛情だけでなく金のやり取りでもあるのだ。しかしプロアマ問わず愛情のやりとり、つまり競技者は競技の糧としサポーターは感動を人生の糧とする、お互いにサポートされあう関係である事は事実だ。プロにはプロの義務があるのだが、今浦和のサポーターにはその愛情がない。バッドプレイや非紳士的行為にはブーイング、こういうサポートもサッカーへの愛情の一種なのだが、それを通り越した、支えあうサポートし合う関係を打ち壊してしまう行為をしてしまっている。それはもうストレスのはけ口でしかないものだ。そうドイツやイングランドのフーリガンがそうであるように。愛情は暖かいものだけでなく、時には厳しいものであるのは確かだが、どちらにせよ愛情は自己犠牲の上に立っていなくては愛情ではない。今の浦和レッズはフロントにもチームにも監督にも選手個々にも問題があり現在の情況を招いた原因と責任があることは事実だ。しかしそれに対する批判を超えて自己犠牲でない自己発散的な暴力的行為に及んではいけない。サッカーは家族連れや子供たちや障害者が安全に来れるスタジアムでなければならないのだ。愛情を忘れ集団でストレスのはけ口を公共の場で行なうならず者行為、そんな自らを特権化し「サポーター」と称している存在が今の浦和のサポーターの中心なのだ。
 彼らサポーターの行為は結果として勝ち点剥奪というチームの昇格の阻害要因として現れた。サポーターの暴走を原因とした昇格失敗が現実のものとなれば、チームのスタッフそして選手とサポーターの間には大きな溝が出来てしまうだろう。また有力選手は移籍するかしないにしても浦和への愛情を失い、浦和の輪は崩壊するだろう。「レッズのサポーターは日本一」と言われてきていた。この言葉が悲しい思い出になってしまわないで欲しいと心から願っている。

2000年10月2日
 我がうらわれっず。札幌に負け新潟に大敗の結果をレッズHPで見たときゃ、すわ2位陥落っ!?と思った。そろそろ覚悟を決めなければいけないのでしょうか。これからは他力本願街道、エメルソン頑張れ!(コンサ戦はもう無いし)とかウィル、キレろ(出場停止5試合の前科アリ)とかペトロヴィッチ帰ってこいとか情けない願望が。決して自虐的になっている訳じゃなく、ホントやバイ気がする。畳み掛けられない・粘れない・勝てないの3ナイ悪循環は今に始まった事じゃないんだ。過去の歴史がそういってる。チキ・ペトロ・ネイハイスが居た頃のレッズが一番楽しかったなあと思い出に浸ったりしている。現実は伸二は休ませるべきだし、士気は最低守りはガタガタ、バラバラに個人能力だけで試合をこなしている現状だ。はっきり言って今の浦和の状態で昇格するには大分の敗戦を期待するしかない。情けないハナシだがサポーターが暴れて勝ち点剥奪なんていったらもっと情けないので、サポーターも最後まで辛抱して祈って行かなきゃならん。こんな火の車のうらわれっずだが、親会社はもっと火の車なので(もっとも火が出かねない車を販売していたので)、監督・フロントともに一新してナイスな球団になる可能性も秘めていたりしそうな勢いだ。会社も球団を持ちきれなくなって横浜FCよろしく市民球団になって、勿論会長はギド=ブッフバルト様が就任なさりユニフォームスポンサーは「美味い美味すぎる埼玉銘菓十万石饅頭」であり伸二・永井・山田は当然移籍(岡野は当然残留)して監督は浦和市議でもある田口さん、それでもGMは横山謙三だったりしそうな気がする。
スイマセン。今はこんな事しか書けません。昇格を、信じていないけど心底祈っています。

2000年10月2日
 更新をサボってる間に日本五輪代表は延長・PK戦の末USAに敗退してしまった。私、この試合に関してはヤナギ点とれてよかったという程のコメントしか出来ないのです。なぜなら開始15分前まで起きていたのに所労のため横臥していたら爆睡。起きた時には延長後半も半ば過ぎだったのであるよ。代表ファンとしては不届き者ゆえ感想だけ言わせて貰えば、なんだかフランス98でアルゼンチンと戦って、ヤマを越した後に組し易しと思っていたジャマイカにヤラレちゃった、みたいなある種の既視感を感じた。まあハッサン=カップから五輪の戦いで得点することはできるという事はわかった。セットプレイもかなりの武器です。後は守りのオプションを殖やす事、パススピードを上げるとかなのでしょうが、一番必要なのは試合、なんと言ってもアウェイの緊張感ある試合。経験を沢山積んでいかねば。そう思うと五輪でスペインやアフリカ勢ともう一試合できなかったのが残念。次はアジアカップ。苦手な中東勢相手に戦ってきて欲しいと思う。特にボランチの稲本の成長に期待したい。(小野には行って欲しくないのだ〜。)


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